つくづく自分はフランスに住んでいるんだなあときょうしみじみ再認識したのでそのお話を聞いてくださいな。
わたしは怒りの感情を表には出さないほうだと思います。今日のことも静かに受け止め、たんたんとすすめてきました。切れない自分をほめてやりたい・・
日本の常識が身にしみこんでいるというか忘れられないというか、わたしとしてはフランスのサービスって何年たっても納得いかないのよねえ。っていうよりフランスにはサービスというもの自体がないんじゃないかしら。
実は先日服とバッグを買ったのですが、うちに持って帰ってみたら服に小さい穴があいていたのですぐ電話をして交換してほしい旨を伝えました。
「はい、その商品のそのサイズなら在庫があるのでお取りおきしておきます。レシートといっしょに持ってきてください。」ここまではよかったのです。さて次の日交換に行くと・・・サイズが違う。。
「あらごめんなさい。うちには今36(サイズ)がないから入荷したら電話します。」 まずここで客に無駄足をふませたわけだから「申し訳ございません。商品が入荷次第お送りします」とか「持って行きます」とか言ってほしいわよね。わたしにしてはけっこう値のはる定価での買い物だったんだから。にこにこ「ごめんね~」と言われるだけでフランス人のお客は納得するのだろうか。
それから待ちました、連絡を。待てど暮らせど電話はなし。しびれを切らせてこっちから電話すると、「あっ、それならモンパルナスのお店にあるからそっちに取りに行ってくださいな。うちに取り寄せることはできないのです。」 なんでわたしが足の便の悪い遠いモンパルナスまで行かなきゃいけないの? でも行かなければ交換してもらえない。穴のあいた服なんて着たくない。
そして今日モンパルナスまでバスと電車を乗り継いで行って来ました。なんかいや~な予感はしてたのよね。着いたら2時だというのに担当者がお昼食べに行っているから戻ってくるの待つかまた出直してこいと言われる。出直すのいやだから待ちました。そしてやっとその担当者やらと面会。
店員 「あ~、あれなら入荷しなかったのよ。うちにはもう入らないから買った方のお店に戻って取り寄せてもらうか払い戻ししてくださいな」
私 「わたしね、あっちのお店にも交換に行っているのよ。どうしてここにないなら連絡くれなかったのよ。すごーく時間無駄だったってわかる?」
店員 「あれ~、電話番号書いてないー。やっぱり買ったお店に行くのが一番いいわよ」
こういうの暖簾に腕押し、ぬかに釘っていうのよね。店員の女の子たちはみんな感じはいいのです。悪気がないのもわかるのです。でも気がきかない。これをしておかないとお客様に迷惑がかかるという想像ができない。これって教育以前の問題だと思うんだけれど。
それでまた地下鉄乗って買ったお店まで行きました。こうなればもう覚悟決めて今日はパリの地下鉄散策の日としました。本当は気に入っている服なんだけれど最悪返金してもらえればいいわ、とお店に着くとやっぱり在庫はなく本社に問い合わせてもらったら担当者は会議中。ということでまた電話を待つことになっているのです。あした中には連絡が来ることになっているけれど何も期待しないで待つことにします。
そしてバッグ。これは数回使っただけで柄が1本取れてしまったのです!?中古品を買ったのではないのですよ。たしかに15%くらい値引きはされていました。でも柄が取れるなんて。。
最初「バーゲン品は取り替えない」とがんばったおばさん店員に負けてなるものかと、「でも数回使っただけで柄が取れるなんて不良品じゃない!」と食い下がる。最後はブチブチいいながらも新しいのを出してくれました。やったー、きょうやっとひとつ戦勝よ。
ここまで書いたら胃が痛くなってきました。ちょっと薬飲んできます。
フランスのものは大体において縫製がよくない。安物でなくてもあまりよくないと思う。
お金を出してなんでこんなストレス満杯の生活しなくちゃいけないの?